センチネル03

北センチネル島はインド領アンダマン諸島中の島。
インド洋東部・ベンガル湾内にあり、アンダマン諸島の南西部、南アンダマン島の西、約30キロメートルに位置する。
行政面では連邦直轄のアンダマン・ニコバル諸島に属する。

島には先住民でありセンチネル語を話すセンチネル族(Sentinelese)が50~400名程度居住していると考えられている。
彼らは現代文明を有さず、他民族との接触を拒否しており、アンダマン・ニコバル諸島自治政府も干渉する意向を持っていない。
先住民たちはいかなる理由であろうと、侵入者を拒み、矢で威嚇して決して寄せ付けない。

アンダマン諸島は2004年のスマトラ島沖地震で大きな津波の被害を受けているが、同諸島の一部を構成するこの島への影響は不明である。
2004年のスマトラ島沖地震に際しては、救援物資輸送のヘリコプターに対し、矢を放っている。
センチネル部族は少なくとも全滅は逃れたようで、津波後にインド沿岸警備隊のヘリコプター目掛けて矢の狙いをつける人物が撮影されている。

センチネル04
 

2006年、カニの密漁をしていたインド人2人が、寝ている間にボートが流され北センチネル島に漂着した。
二人は矢で射られ殺された。
インド政府が2人の遺体を回収しようとヘリコプターで向かうが、矢の雨が待ち構えていた。
遺体の回収はなされなかった。

島を所有するインド政府は1964年から数回に渡って、島の住民達との接触を試みたが、全て失敗に終わった。
専門家達は食べ物や贈り物を持って船で島を訪れ、敵ではないことを示したが、やはり矢を放たれ威嚇され、上陸することはできなかった。

かつては接触を試みたインド政府だが、数度の失敗を経て、現在では不干渉の立場を取っており、彼らとの接触を図る行為を刑罰の対象とまでした。
また、同島から約5km以内に接近することも違法とされている。

サバイバル・インターナショナルによれば、センチネル部族はインフルエンザや麻疹など、一般的な疾病に対して免疫を有していないため、「地球上で最も脆弱な社会」である。
完全に孤立していることが仇となり、疫病によって絶滅してしまう可能性が非常に高いのだ。
部族に接触し無事に帰還したインド人によれば、島内に伝染病が蔓延しているという証言も有る。

こうした背景から、北センチネル島の人々が話す言葉は謎のままだし、彼らがどのようにして生活しているかも分かっていない。
島全体がジャングルで覆われているため、ヘリコプターから観察することも不可能。
彼らの生活様式で唯一分かっていることは、彼らが狩猟で生活していることで、農業は行っていないようだということのみだ。
野生の果物や根菜類、ブタ、トカゲ、蜂蜜を採取して生活しているようだ。
 【出典】
 カラパイア
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